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TVの画像で見え辛いのですが。。。
伝説のサーファーを記念した幻のサーフィン大会が昨日(2月25日)に6年ぶりに開催されました。
EDDIE AIKAU (エディ・アイカウ)
彼はサーファーに限らずハワイの人々の英雄です。
すでに伝説的なビッグ・ウェーバーだったエディ。
1968年、ハワイで初めてワイメア・ビーチに設置されたライフガードとして多くの人命を救いました。
報告義務のあった救助者数を「仕事だから」と申告しませんでした。
1978年に伝統航海術のみでハワイからタヒチへ向かうカヌー船【ホクレア号】に乗船。
ところが嵐によりホクレア号はモロカイ沖で転覆してしまいました。
荒れ狂う海の中、カヌー船にしがみついて不安な夜を過ごした乗組員たち。
「明るくなれば助けが来る」と思っていましたが、陽が昇っても救助は来ませんでした。
「もう誰も助けには来ないのかも・・・」不安と疲労で気力が無くなって行く乗組員たちを見て、エディは救助を求めサーフボード1枚で1人荒海に飛び出しました。
乗組員たちは「エディが救助を求めに行ったから大丈夫だ!」と気力を取り戻しました。
その後、乗組員たちは飛行機により発見され無事に救助されました。
そしてホノルルに戻って初めてエディが行方不明になったことを知りました。
エディを探すために海と空から大規模な捜索が行われましたが、その姿を見つけることはできませんでした。
この大会はEDDIE AIKAUの功績をたたえ、彼がライフガードとして働いていたワイメア・ビーチで1984年から開催されています。
ところが40フィート(12m)以上の波が来ないと開催されないため、過去30年で8回しか開催されていません。
いくら大波が来ても波の状態によっては開催されない事もあり、開催期間も12月から2月の間と決まっています。
今でも困難な状況や巨大な波を前にした時、ハワイの人々は「Eddie would go!(エディならやるぜ!)」の合言葉で心を奮い立たせてるそうです。
そんな幻のサーフィン大会が開かれたのですから、ハワイのみならず世界中のサーファーは大興奮です。
世界中から多くの人が見物しにハワイへやって来ます。
ノースショアへ向かう途中の町に住んでる方に伺ったら「ノースショアへの道が大渋滞で大変だった」との事。
開催予想が出ると何日も前から泊まり込んで見物する人もいるのです。
今年の優勝者はハワイ出身のジョンジョン・フローレンスでした。
歴代最年少の23歳での優勝です。
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