限界を迎えました。。。
『故障』ではなく『限界』。
インクの吸収パットだか何だか、そのあたりの物が『限界』になりました。
写真のプリンター、この子は2代目です。
1代目は紙を送る部分のネジが外れたらしく、印画紙が送られなくなってしまいました。
振ると中でカラカラと音がしました。
メーカーに問い合わせたら『修理は一律￥7.500です』と。
ネジ1本でも￥7.500？と聞くと『もっとすごい故障も￥7.500です。』だって。
￥15.000で買って3年で1万枚以上印刷していたので修理するよりも新しく買い直した方が良いと思い2代目を迎えました。
それから4年程。。。1万枚どころか倍くらい印刷してくれたと思います。
だから『限界』という言葉も納得できるけど悲しい。。。
機械に『故障』以外に『限界』があるとは思いませんでした。
4年前、母の定年退職の記念にイタリア旅行に行きました。
その時に地図や説明、その時の会話を載せた手作りのアルバムを渡しました。
「お疲れ様。今までありがとう」という思いと、初めての母娘旅行の思い出になれば・・・と。
これを渡した時、母はとても喜んでくれました。
すっごく大変だったけど、作って良かったと思いました。
ところがこの件で母は「娘と旅行に行けば毎回アルバムがついてくる」と思い込んでしまいました。
3年前に従叔母達とハワイに来た時、従叔父が「ここは地図でいうとどこ？」と私に聞きました。
その時母は「この子が全部やるから大丈夫よ～！」と言いました。
アルバムは内緒で作るつもりだったのに、母は当然私が作ると思っていました。
帰国後1週間もしないうちに「できた？」と連絡がありました。
150枚以上の写真を3人分印刷してアルバムに貼り、地図を貼り、説明を書き、シールや絵で飾りつけをするのです。
1人分だって1週間では完成しません。
私の母だから私が双子や手が6本も無いことは知っているはず。。。
その後も「まだ？」「まだ？」と数日置きに急かされました。
去年、同級生と14名で来るときも「アルバムなんだけど・・・」と言ってきました。
「14人分も作るのは絶対無理！！」と言うと、ムスっとして「だったら印刷くらいしてよ！」と。。。
だから引越の手荷物に大量の印画紙を入れ、重い思いをして持ってきました。
皆さまが帰国する前夜は睡眠時間2時間でプリンターにも頑張ってもらいました。
明け方、寝不足で頭痛の私がキュルキュルと悲鳴をあげて印刷するプリンターに「お願い、頑張って！」と声を掛けた時から私達は同志になった気がします。
プリンターは晴れて1201枚の印刷を終わらせてくれました。
皆さまも喜んでくれたので良かったです。
先週の母と親族の旅行、1ヶ月くらい前に母から「アルバムと印画紙買ったよ。インクは大丈夫？」と連絡がありました。
写真は全部私が撮り、印刷するのが当然と思っています。
確かに今のカメラを買う時に母から「1万円カンパするわ！」と1万円もらいました。
まさか1万円でこんなに使われるとは思わなかった。。。
今回母はカメラも持ってきませんでした。
今回の旅行の最大の目的は『ハトコのウェディング・フォト撮影と従叔母家族による見学』です。
母達はあくまでも「ハトコ家族にくっついて来た人」です。
だから「ハトコの撮影にも行くし、ハトコが行きたい場所に連れて行く約束をした。あまり一緒にいられません。」と連絡すると「それでも妹と友人のアルバム作って欲しいな♫」と。。。
暗に自分のもアピッてるし。。。私は写真屋か！
昔はこんな母では無かったのに。。。これも老化現象の一つなのでしょうか？
で、母が持ってきたアルバムがこちら。。。
1冊に56枚しか入らないアルバムが8冊と写真屋さんでもらうアルバムが5冊。。。
去年だって1人当たり100枚前後あったのに、何とも中途半端。
ナゼ去年と同じアルバム（1冊で136枚入る無印の）ではないのか？
しかも持ってきた印画紙は「普通」の印画紙でした。
数年前から「アルバムを持つと重くて手首が痛い」と言うので、私は薄くて軽い「ライト」な印画紙を使っているのです。
子の心親不知です。。。
去年のように最終日に徹夜状態にならないように、早いうちから印刷始めました。
ところが今回はプリンターの動きが悪い。
いつもならジャカジャカ印刷するのに、3分経っても1枚も終わらない。。。
これでは帰国までに間に合わない！
少し焦りましたが、印刷が完了したら全ての写真をアルバムに入れなければなりません。
明らかに足りないアルバム、写真を入れるのは私。。。
だんだん「終わらなくてもいいかな？」と思い始めました。
結局帰国前夜に母達の部屋に行った時に「プリンターの調子が悪くて印刷が遅れる」と伝えました。
翌朝、母達を見送って帰宅したらプリンターが突然ジャカジャカ動き出しました！
ナゼ？と思ったけど、きっと私の事を考えてくれたんだと思います。
写っている人ごとに写真を6人分に分け、1枚づつアルバムに入れていく。。。
なかなか地味ですが大変な作業です。
さすが同志！ありがとう！
母達が帰り、入れ替わりで来た友人が帰り、落ち着いて印刷を再開！
その矢先、プリンターが限界を迎えました。
しかもとってもキリが良い所で。
本当にキリが良い所でした。1枚でも残るととっても面倒だった。
どこまで私のことを考えてくれているのか・・・と思う程です。
今回は600枚程印刷してくれました。
本当にありがとう。
でもまだ全部の印刷は終わっていないので、どこか印刷できる所を探します。
本当は普通のアルバムとは別に叔母と母友とハトコに手作りのアルバムを作ろうと思っていました。
友人に重たい思いをさせてアルバムや印画紙を運んで来てもらって申し訳ない。。。
残念ながら今回は作れないです。
きっとプリンターが「そこまでしなくていいよ」と言ってくれているのだと思います。
次回機会があれば誰かに作ります。
それでもやっぱり写真を撮るの（下手だけど）好きだし、誰か来たら撮りたい。
撮ったら印刷して渡したい！
次回帰国したらプリンターを買います！
でも母には内緒にしておきます。
プリンターがかわいそうだから。。。
限界を迎えたプリンター。
なんだかすぐに捨てるのが申し訳ないです。
そういえばずっと棚にしまいっぱなしで、せっかくハワイに来たのに海も見ていない。
同じく先週頑張ってくれて、捨てられずにいるブサてる子。
2人で外の景色を見てもらいましょう。
お互いに無事に任務を果たした2人（2つ？）。
まだ捨てたりしないので、しばらく気楽な日々を過ごしてください。
本当にありがとうね。
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