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3月下旬の外出制限以降開始した散歩。
半年以上ほぼ毎日歩いているので【常夏】と云われるハワイでも季節の変化を感じました。
葉が芽吹き、花が咲き種ができ、落ちる。
4月頃には落ちた種で歩道が埋め尽くされることもありました。
歩道を埋め尽くす程の種・・・それはモンキーポッドです。
モンキーポッドの種は巨大な枝豆みたいなサヤに入って落ちてきます。
そのサヤが割れると中から種が出てきます。
サヤにも種にも粘着力があるので何個も靴の裏にくっつきました。
その都度取っていたのですが、気づかずにウチまで付いて来た種がありました。
しばらくすると粘着力が弱まるらしく、玄関にポツポツと落ちていました。
初めて玄関で種を見つけた時は驚きました。
ゴ〇ブリかと思って。。。
その後も気を付けていたのですが何度か靴の裏に付いてウチまで種が運ばれました。
その数10個以上!
最初に種と分かった時は捨てようと思いました。
でもゴミ箱に捨てるのも忍びなくて。
せっかくウチまで付いて来たのだから。。。と植えてみることにしました。
ハワイの自然をウチで栽培しても良いのか悩みましたが、1つでも育ったら他の種はごめんなさいしよう!と。
そこで5月頃に3個の種を植えました。
ずいぶん前に友人にモンキーポッドの栽培キットをもらったことがあります。
種がとっても堅いので傷をつけてから水でふやかします。
どうやら傷をつけ過ぎてしまったようで1つも発芽しませんでした。
今回は気を付けて傷をつけていたので全て発芽しました。
ところがそこから育つ種はありませんでした。
元が野生だから?とか、30分以上踏まれ続けていたから種が弱ったのかな?とか色々考えました。
ダメになると次の3個、次の2個と、どんどん種が減って行きました。
なんで育たないのかな?と思ったけど、道を埋め尽くすほど種が落ちていたのです。
簡単に発芽して成長したらハワイがモンキーポッドで埋まってしまいます。
ハワイといえば【この木なんの木】で有名なモンキーポッドがあるからいいんじゃない?と思われるかもしれません。
ところがモンキーポッドはハワイでは【侵略的外来種】に指定されています。
モンキーポッドはアメリカネムノキという名前がある南米原産の植物です。
1つも成長しないまま数か月がたち、9月の頭に残り3粒になった種をふやかして植えました。
3つとも発芽しましたが、やはり2つは葉が出ないままダメになってしまいました。
ところが1つだけ成長し続けた種が!
なぜこの1つだけが成長しているのか分かりませんが、少しづつ大きくなって葉も増えてきました。
ネムノキ(合歓木)の由来通り、夜になると葉を閉じます。
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何かの縁でウチまで付いてきた種の最後の1つ。
小さな鉢で育てれば鉢の大きさに合わせた成長しかしないそう。
ダメになった他の種の分も、共にこじんまりと生きて行こう!
侵略的外来種なので絶対に外に植えません。
※海外から日本に種を持ち込むことは出来ません。
※ハワイの自然はハワイから持ち出さないように。
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